【お墓以外の選択肢】さまざまな供養の供養の形

手元供養

手元供養の写真

手元供養はその名の通り火葬した遺骨のすべてか一部を遺族がさまざまな形で手元に置いて供養を行う方法ですが、その多くは埋葬する費用がないから仕方なく手元に置いているということは少ないのではないでしょうか。どちらかといえば嫁ぎ先で暮らす娘が自分の血の繋がりのある両親を身近に置きたいと思ったり、逆縁となった子供を手放す気持ちになれなくて身近に置くこともあるのです。自分がお墓にはいるときには一緒に家族のお骨も納めるように遺言するなど、それまでは自分の手元において寂しさを紛らわせたいと考えるのかも知れません。つまり身体はなくなっても魂は自分を見守ってくれていると考えたり、そのため大切な家族といつまでも一緒に生活しながら供養したいと考えるのでしょう。この手元供養を選択する方も非常に増えていて、もちろんその考え方は人によって千差万別です。しかし火葬したお骨を埋葬や散骨する場合には証明書が必要な一方で、手元において供養する場合には何ら手続きが必要ではないことも後押しをしている可能性が高いように思えます。手元供養というとそのままお骨を骨壷に入れて祭壇などに飾っているように感じられる方が多いかも知れませんが、そういった方法以外にも特別なペンダントの中に納めて持ち歩いたり遺骨の炭素を使ってダイヤモンドに加工したりと多くの方法があるのです。費用は手元供養のやり方の違いによって、大幅に変わるものと考えられます。